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Violent Gothic Ruler

VGR
公式有りADVパートありHパートあり女性上位

社長令嬢、梓川蘭は、おもちゃと称し、男性社員を二週間の出張扱いで性奴隷にしていた。今日も新たなおもちゃがやってくるが、彼は蘭の支配を受け入れ・・・。

ゴシックな部屋で、ゴシックな服に身を包んだ令嬢が紡ぎ出す、耽美な世界をご堪能ください。

  • M向けですが、今回はM度低めです。
  • 選択肢なしの一本道で、気楽に見られます。
  • プレイは小一時間かかります。物語はパート選択式で、少しずつ見ていくこともできます。ADVパート700カット以上、Hパート16です。
  • Hパートは、音声がストーリー上での心情や状況を知るための、物語の一部になっています。音声が聞ける状態でお楽しみください。
  • マップ遮蔽設定に関係なく、表示が同じになるようカメラを設定しました。
  • 画面が非常に暗いため、明るい場所でのプレイは見えにくくなります。適度な暗さでお楽しみください。
  • 私の前作、「いちごのオナサポ動画配信 VOLUME 1」を見ていると、そこそこ笑える展開があります。これを機に見てね ! (宣伝)
  • 公式ULにあるものと同じです。
  • 1600900以下の解像度でプレイしたとき、字幕が回転されて表示される問題がありましたが、ひとまずの解決に至りました。ただ、一瞬だけ字幕表示が乱れることがあります。ご了承ください。環境依存もありうるため、バグ修正されない限り、完全な対応は難しいですが、私の環境ではこれで解決しました。これでもまだ問題があれば、報告していただけると対応できるかもしれません。公式もこちらも最新版ファイルに置き換えてありますので、問題があった方はお手数ですが再度DL願います。合わせて、前作のいちごの縦字幕の修正も行いました。
  • Hパートのアニメーション同期と手コキが同時設定されている場合、同期が反映されず、不自然にめり込むことがあります。再生をやり直せる回避策の選択肢を用意しました。

私の前作、「いちごのオナサポ動画配信 VOLUME 1」で使った、オナホの回の演出をほぼそのまま使う形で作りました。ADVパートの効果は最小限度にとどめ、カメラワーク、表情やポージング、ライティングといった、基本的なことだけで演出を作っています。シンプルで立体感を抑えた印象的なカットを目指しました。

シーン制作 : 野一色たんぽぽ

キャラ・コーデ・マップ制作 : 野一色たんぽぽ


2020.10.23 誤字脱字の修正、一部効果の見直しを行いました。

2020.10.25 横1600以下の解像度での縦字幕の回転が出ないよう修正しました。

縦字幕が横1600以下の解像度で、回転されて表示されてしまう問題については、皆さまのアドバイスを元に、様々工夫をしたのですが、部分的に解決しても、どれも完全な解決には至りませんでした。しかし編集画面でも、カットの切り替え時に一瞬字幕の表示に乱れが出てから戻るので、字幕表示の度に設定が初期化されれば、解決になるかもしれないと、奇数カットと偶数カットで異なるせりふ枠を当てて、内部で「維持」が行われないようにすると、一瞬の表示乱れはありますが、正常に表示されるようになりました。これでほぼ問題は解決したと思われますが、まだ発生する場合には、コメントにてご報告していただけると、新たな対応ができるかもわかりません。

解決にあたり、情報提供をしていただいた、ふたみーる様、gann様、ふんわり様、ありがとうございました。皆様の方法では完全な解決には至らなかったのですが、消去法で様々な対処方法が検討でき、早い対処につながりました。重ね重ね、御礼申し上げます。

コメント

  1. プレイさせていただきました!

    耽美な世界という言葉がぴったり当てはまる作品でした。
    とてもひどい事になるのだろうとワクワク見てたらしんみりする良い話だった!(一応白文字にしときます)
    しかしそれはそれでとても面白かったです。
    M男とお嬢様の関係が倒錯的な行為を通して少しずつ深まるのも印象的で良かったです。
    シラバスで面食らうのはなんとなく共感できました。お嬢様可愛い。

    あとUIが非常に丁寧で綺麗でした。とてもエレガントな感じです!
    食器や花、家具や発光アイテムなどを背景やただのオブジェクトではなくカットのアイコンにするのは中々おしゃれな使い方ですね。色味やサイズのバランスも素晴らしかったです。
    テキストアニメの遅延表示も凝っていて、作品全体の雰囲気向上に一役買っていたと思います。

    ボイス調整もかなり苦労したと思います……。
    私はあんまりいじらないのですが、個人的にボイス最大の敵はセリフ間のウェイト(連続性)ではなくイントネーションのズレだと思ってます。本作品は違和感が少なく調整されていて驚きました。恐ろしい。
    そしてマップも自作という……。才能の片鱗を感じました……。

    ちなみに、解像度による文字回転、というかテキスト表示の変化はテキスト領域(テキスト側の編集でいじるtopやleftなどの数値)の広さを表示されている文字に合わせてきつきつではなくやや広めに取るとある程度は対策できるようです。
    原因は解像度によってテキストの位置、領域サイズがズレる仕様のせいだと思われます。しかもテストプレイとカット編集で違うという……。参考になれば。

    大作制作お疲れさまでした!

    • コメントありがとうございます。
      もう、お疲れさまでしたと言われるだけで満足している自分がおります。多分、それが一番欲しかったの・・・。その上、こんなご丁寧な感想までありがたや。これの大詰め校正作業の休みに、エルフと短剣を見て癒されていました。この御礼は感想で後ほど。
      耽美な世界とエロティックは、エモクリ以前からずっとやりたいものだったので、これで人生の課題がひとつ片付きました。話はもう、これはこれでアリだなと、いかに思わせるかに腐心しました。やれることが少ないため、Hパートがとても大切で、私が哲学者もどきとなって、かわいいとは何かを考えていました。
      UIまできっちり作らないと、世界観が壊れると思い、ここはいろいろ考えました。設計自由度の高さから、マップで作った方が楽だと判断しました。移動が必要なものはアイテムにして、メニュー画面を作りつつ、マップも再調整の繰り返しです。この微妙な手間が完成度に関わると、必死でした。バランスなどは、昔の勘が少しずつ戻ってきたというか・・・元Webデ・・・。
      動きの少ないADVパートの中で、少しでも変化があるように、表題のために1パートずつ使い、遅延表示も雰囲気のために欠かせないだろうと、手が抜けませんでした。これだから心が折れるのか・・・。エルフと短剣の方でも、幻聴のせりふでちょうど見まして、ああ、この効果強力だなと、見慣れて麻痺した感覚に、自分を信じろと思わされました。誰もこんなの、注目しないだろうとなってくるのです。
      ボイスは「おしとやか」のおかげです。おしとやかは、某ふたつの単語以外、調子が一律に安定しているので、あとは自分ルールに従ってまとめました。今回はせりふも物語の一部ですから、それだけが面倒でした。その自分ルールがミソなのかな ?? 確かに、間の調整はそんなにシビアではないと思います。一応、フレーズによっては間の調整を入れてはいますが、基本は全部、雛形データを読み出して、そのまま入れるだけです。
      マップも自作になります。クレジットで自分の名前しか出てこないのも寂しいんですが、自給自足しないと、こんなシーンは作れないしなぁというのが本当でして・・・。

      文字回転問題、最初に雛形を作った時は出なかったのに、制作を始めてから出て、どうも他の人のシーンでもあるらしく、泣きました。私も、テキスト領域の問題なのかなと思いつつ、そのくせ短い文で出ることもあり、違うのかなとか。文字がアーチ状に並ぶこともあります。いや、そもそもバグですよね、これは直されるべきバグなはず !
      次からもっとテキスト領域を広く取ってみることにします。アドバイスありがとうございます。

  2. とりあえずお疲れ様でした。大変しっかり作られていたのでちょっとしっかり感想を書こうと思います。
    少しお耳汚しになるかもしれません。ご気分を害されたら申し訳ないです。

    とにかく手間を惜しまず丁寧に作られているなぁと感じ入りました。やはりまずはパート毎のタイトル画面でしょうか。雰囲気もバッチリで見応えありました。
    全体の色調を統一されてるのも雰囲気がとてもよく出ていて世界観に入りやすかったです。エモクリはアイテムが少なく、色を変えられないのもあるのである程度作る側も見る側も「目を瞑る」的な妥協が生まれるものですが、そこも妥協なく作られていて素晴らしかったと思います。
    Hパートに関しては手コキが大変丁寧でよかったです!回転の動きがいいですね!音声もよくぞここまで…といった感じでした。Hパート入り時のカメラ位置も完璧だったと思います。
    お話も少し寂しさがありながらも前向きな終わり方でジーンときました。お嬢様は見事にお嬢様しておられましたねw

    テキストに関してはふたみーるさんのおっしゃるようにテキスト領域の問題で間違いないかと思います。中を見ましたがこれはちょっとギリギリすぎますね。大変だとは思うのですが、これで作品を敬遠されるのは勿体ないので修正を検討されてはいかがでしょうか。逆に言えばテキスト量が多いので充分敬遠される理由になり得ると思います。重ねて言いますが勿体ないです。
    また、少し読点が多く読むテンポにちょくちょく待ったをかけられるのが気になりました。

    右の縦字幕、洋画字幕でも見られますし雰囲気造りとしては適していたと感じました。ただ洋画字幕と違う点は1カットで表示される文章が多い事ですね。別に動画ではないのでゆっくり読めるから問題ないと言えば無いのですが、視線が右に寄る時間の長さ、中央と右を行き来する運動の多さで少し目が疲れました。

    人間は視線移動を伴わない短文なら目端にとらえるだけで瞬時に理解できるそうです。さすがに3行となるとしないわけにもいかないので絵から目を離す時間が長く、勿体なさをそこでも少し感じました。せっかく絵とテキストを同期させて進行しているのに絵を見るのとテキストを読むのとで別作業になってしまって没入感が削がれた感じでしょうか…うーんすみません上手く言えませんが、つまりは右に寄せるならテキストはスリム化したほうがいいと感じました。

    巷の商業作品、いわゆる紙芝居ゲームがほぼほぼ中央下にテキストボックスを配置しているのはそれなりに合理的な理由があると私は思っています。なんせ構図を大幅に制限するのデカデカと下に置いてるのがほとんどですからね…
    無論それが絶対だと言い切る自信は全くありませんので、そう感じる人もいるくらいに受け取って頂ければと思います。

    ともあれ、シーン全体の完成度が高い事に変わりはありません。お見事でした。そして美しいシーンありがとうございました。
    次作も予定されておられるなら楽しみにしたいと思います!

    • コメントありがとうございます。いやいや、気分を害するなんてことはありません。一人で作っていれば、至らない部分はたくさん出てきます。今回は特に、それがはっきり露呈したように思います。根本は私の力不足でして、それは完成させて見てもらい、指摘されてこそわかります。これはコメントすらしづらいと思っていまして、率直な意見をいただけるのがありがたいです。

      パートの始まりのタイトルは、こんなわずかなことでも効果があると思い、暗転まで含めて贅沢にパートを使いました。最終的にパート不足に陥った時、削るか迷いつつ、それでも重要と残しました。ここは皆様感じるものがあったようで、何よりです。
      ゴシックは黒の美であり、モノトーンの中に赤があることで、美を引き立てつつ、印象を残す効果を狙いました。家具は偶然あったおいしさで、服で補っている部分の方が大きいかもしれません。その分、全裸の使い方が怖いところもありました。
      Hパートは、色んな人のHパートを分析しながら、自分にとっては新しい動きを取り入れてみました。回転の本格制御は今回が初でして、おほめにあずかり光栄です。カメラワークは、カメラを動かされると困るところもあり、初期位置以外はつまらないくらいにしています。可能な限り、主観視点に近くもしました。
      音声は、無駄なADVパートを削る意味合いもありまして、でも何と言うか、いつも通りです。今回だけの特別な要素もないんですよね・・・。手間はHパートの半分以上を食っているのですが、今回はADVパート削減の恩恵がある分、前作よりまだ楽ができた感じです。

      字幕ですが、映画はこんなに長い字幕は出ないよな、とは思っていて、字幕スリム化は、実は制作中からの課題でした。なるべく少ない文章で読ませたい一方、最大の敵が容量です。50パート全部使っており、50カット使っているパートもあります。つまりもう、削除していくしかなく、結果的に詰め込みになりました。字を小さくしたくはなかったので、なるべく削る方向にして、それでも長く書いてしまうのは、自分の限界です。エモクリなら画面は待ってくれるし、別にいいかとの妥協もありました。結局は、物語の大きさと容量とのバランスが未熟でした。容量の都合、お嬢様の心の動きもやや早回しになってしまい、計画の段階から、何をどれくらい入れるのかと、それに持って行かれるカット数とパート数の考えをしっかり持つべきでした。本格的ストーリー物が初めてで、青写真があまりに雑だったのが、随所にしわ寄せで出てしまいました。制作期間の長期化も、このせいです。しかし、やってみたから言えることでもあります。

      視線移動が大変というのは、言われるまで気付きませんでした。私の制作環境のせいです。15.6型ノートを離して見ているため、視線移動がほとんどないのです。人によっては小さくてもつらいかも・・・。世の中にはもっと大きいディスプレイを使って見ている人がいるという、想像力が働いていません。これ、大きいディスプレイになるほどつらいですよね、当たり前です。そう考えると、シーンの長さと縦字幕の相性が、根本的に設計ミスなのは間違いありません。その原因は物語の長さと容量のバランスで、平に未熟です。

      テキスト回転問題・・・。縦字幕で全部行く試みが初めてで、テスト段階で問題が出なかったため、経験不足がモロに出ました。アドバイスを元に、テキストエリアを広げてみましたが、どうも広さがあればいいものでもないようで、極端に、全画面をテキスト領域に当てても発生するし、発生もランダムで、プレイする度変わります。他、数値をいろいろいじってみても、効果がありませんでした。
      縦字幕で見にくい場合もあるし、文字が回転するバグもあると考えると、横字幕のものも用意するべきか考えます。ただ、縦字幕前提でカメラワークをしており、カメラワークからやり直しゆえに、時間のかかる作業なので、即時対応はできないのですが、一手として考えています。少なくとも、これなら問題は発生しないので、縦字幕領域をいじるより効果的です。あとは需要との相談ですが、需要なさそうだしなぁ・・・。うーん・・・。

      読点が多いのは、エモクリに限ったことではなく、よく言われる私の仕様です。ルールがあるのですが、これは仕様としてご容赦いただきたく・・・。

  3. サムネやセレクト画面のセンスが秀逸だなあ・・・ていうのが
    第一にもった印象でした。

    テキストも長くならないような絶妙なとこで
    一区切りしておられたのでかなり読みやすかったです。

    まるで全頁挿絵つきの小説みてる気分でした。
    前作につづきまたまたすごい良作を届けてくれて感謝です。

    後、2月にわたるシーン制作作業お疲れさまでした。

    • コメントありがとうございます。
      インターフェイス部分まできっちり仕上げないと、世界観が壊れると思いまして、いろいろ考えた結果、こうなりました。最初に見られる部分は、物語ではなく入り口のインターフェイス部分です。ここで引き込めなければ、後が続かない大事な部分で、その第一印象は、ありがたいというより安心したに近いものがあります。
      テキスト量はぎりぎりの戦いで、物語に対して尺が少ない、まぁ完全に容量の見積もりを誤ったのですが、不快にならない長さに収まっていたなら何よりです。すごく報われます。

      きっちり書いていったら、少し薄い程度の単行文庫本になるくらいの小説を編集して、ひとつのシーンにまとめることを目指しました。状況記述は映像がカバーしてくれるし、映像の情報量と文章のバランスは、うまくできていましたでしょうか。小説らしさが感じられると、狙い通りいったと安心してしまいます。

      これはなかなか受け入れてもらえないだろう諦めがずっとあり、手間もかかるしで、心の折れる時間が続きました。でも、最低限自分が納得できるものを出せなければ、他の人も納得できるものにはならないと必死で、こうしてお言葉をいただけるのは、本当にありがたく思います。前作ともどもお褒めにあずかり感謝です。もう、お疲れ様にはなごみます。

  4. とても面白かったです。
    私はMの気は多少あるのですが、プレイ感が強いものはあまり好きではありません。
    なので導入からの展開はどうにも気分が乗らなかったのですが、梓の言葉に心情が含まれるようになってからは引き込まれていきました。
    かなり早い段階ですが、物語が動き始めてからは最後まで楽しませていただきました。
    後から考えるともっと導入の異常な空気感を引っ張ってもよかったようにも思えますね。
    梓の異常性をもっと強調してもよかったように思います。長くなり過ぎるか・・・。
    梓が感情的になるのが主に弱気な方向だった事もあり、あまりM向けという感じでもなかったような気がしてしまいました。

    表現は美しく独特の世界を作り上げていますね。
    ずっと同じ部屋でほぼ二人の登場人物でいる事もあり大きな変化のない画面が続きますが、その点で特に退屈する事もありませんでした。
    画面構成が秀逸で、ずっとバランスよく作られた画面が続くのが地味に素晴らしいと思いました。
    手抜きと感じるカットがない!
    時々入る集中線だけ少し違和感を感じました。なんか唐突に集中線出た!みたいな感じです。
    画面効果を最小限にしているとの事なので余計に異物感を感じたのかな。
    Hパートでのボイスはすごいを通り越して眩暈がしそうでした。どこからその情熱が出てくるんだ・・・。

    誤字脱字ありました。
    「いい加減にしさなさい」「時代に合わせて新し試みが…」ってなってました。
    それから「鎖をかけている本当の人間は、…」に続く言葉が少しおかしいように思いました。
    意図的なものでしたら申し訳ありません。

    普段あまり活字に触れる事のない私には少し冗長に感じました。執事、お前はそんなに喋らんでいい!
    主人公である奴隷に喋らせない形式はとても面白い形式だとは思うのですが、奴隷のキャラが濃いために梓の復唱がかなり多く多少ギャグっぽく感じてしまいました。
    逆に梓視点のモノローグなどはいらないように思いました。そこまで事細かに説明してくれなくても伝わるよ!
    でもそういうセリフの長さもたんぽぽさんの味なのかなという気もしますね。

    ついえらそうな事を書いてしまいましたが、物語がしっかり描かれているからこそ気になってしまった事です。
    私に学が無いからペダンティックな部分が気に障ったのかも知れませんね・・・。
    なんだかんだすごく面白かったです。
    たったふたりの物語をこれだけの長編で描き切ったのもすごい事だと思います!

    • コメントありがとうござます。
      一人で作っているものには、本来入るべきである他人の校正が入らないので、絶対に至らないところが出てきます。それをあぶりだしていただけるのが、ここのよさなので、本音の感想はとても嬉しいです。
      まず誤字の指摘、ありがとうございます。修正しました。「鎖をかけている本当の人間は、…」の後も、少し変えてわかりやすくしてみました。
      集中線に違和感があったということで、集中線と動作線を削除してみました。実を言うと、入れるべきかかなり迷いました。動きのわかりやすさの反面、リアリティをそがれるのも感じていて。でも、入れてそのままにして作っていると、見慣れてしまうのです。客観的意見ほどありがたいものはありません。

      このシーンのあり方が、これでいいものなのか、自分でもすっきりしません。人によっては、ドSな展開を期待するかもしれないし、キャラはエロの道具じゃないんだと思う人もいます。だから、もっと激しいものを期待したのに裏切られたと感じるか、こういう方向性もありだと許せるかで、このシーンの評価は割れるだろうなぁと思っていて、この方向性がむしろ気を引いてくれたのなら、素直に大喜びです。公式ではソフトM向けにしました。M向け詐欺で多分訴えられています。あまり酷評なら公式は消すかもしれません。
      最初の異常な感覚を引っ張れなかったのは、何より容量の都合でした。パート全部を使ってしまっています。Hパートは削りたくないし、題字が出る演出は、暗転のために欲しいし、半分作った時点で、パート数がやばくなるかもと、数えながらでした。本来、もっと少しずつ心がほぐれていくべきで、苦し紛れで2.5が入りました。物語の規模と、容量の具合が全然つかめていなくて、経験不足です。これを二本に分けても見る人はいないとも思います。一本にするなら、もっと工夫が必要なのに、設計ミスのレベルでした。後戻りはできず、仕上げなければ話になりません。無理があった歪みです。
      エモクリは、いじりだすときりがないものですが、このシーンは表現について、初心者でも可能というのを貫きました。ごまかしがきかない部分を丁寧に仕上げられなければ、伸びしろはないと思いました。画面が美しく、退屈しないようできていれば、とても安心します。こと、画面が退屈しないように、最後まで微調整が続きまして、自分の不甲斐なさに嫌気が差すことも多々ありました。

      冗長でしたかね・・・。ある程度の長さをもった小説を切り詰めたシーンとの目標がありますが、その点では処女作でして、調整がまだまだ未熟です。おもちゃのせりふの溶かし方も、甘い部分があると思います。過去のことの、執事視点とお嬢様視点は、話が対になるようにしてあり、それぞれが事実対応しています。でも、同じことをしつこいと思われないか、ここは迷った点です。あえて入れたのは、執事がおもちゃと話していたことをお嬢様は知らないし、見ている人に、整合性を今一度整理してもらおうかと考えたからでした。どこまで説明すれば、見ている人は筋書きをより理解できるのか、垣根を低くし過ぎたかもしれません。
      このシーンは、私の作り手としての未熟な部分が露呈したように思います。でも、完成させて公開しないとうまくならないし、その時の全力で挑まなければ問題はわからないし、とにかくやり遂げることが目標でした。未熟だから仕方がなかったのではなく、これを次に活かすことが大切だと思っています。

      お嬢様は知的好奇心がとても旺盛な部分を出すために、知的語りをします。教養や感性があるからこそ、彼女の人物像がくみ取れる部分でして、そこは普通に人物像として見ていただければと。・・・でも、お嬢様とお前の趣味は同じだそうだな・・・あれ、何か矛先が私に向いてる ?? えっと、あとがきを修正して、お嬢様の趣味語りと、私の関係性は書かないようにしました。そういうつもりはなかったのですが、嫌味に聞こえていたかもしれません。申し訳ないです。
      音声はHパートの手間の半分以上を持って行きますが、今回はADVパート削減効果があり、前作よりは報いがありました。前作と何ら変わらない部分なんですが、なぜか今作は音声評価が高いようで、どうしてなんでしょうね・・・。・・・前作より他の部分の出来が悪いからかも・・・。

      • 更新されたシーンを確認させていただきました。
        やはり私は集中線は無い方が雰囲気がいいように思いましたね。
        指摘されると思ってたのですが、お嬢様の名前を間違えていました。不覚・・・!
        申し訳ありません!
        それと「気に障った」は言い方が悪過ぎましたね。
        「この野郎カッコつけやがって(笑)」くらいのニュアンスで受け取ってください。
        ついつい雑に書きなぐってしまいました。申し訳ありませんでした。

        縦書き前提で作られたものでしょうし横書きに関してはおそらく劣化版になってしまう気もします。
        そこまで手間をかけるよりはこれはこれとして次作に生かす事を考えた方がいいのではないでしょうか。

        • あらためてご確認までありがとうございます。集中線をなくすと、やんわりした印象に変化しました。ああ、おかしくないなとわかりました。これ、消すとやり直しがききませんからね・・・。すぐに、ある場合とない場合を比較するには、カットの複製しか方法がないし、見比べがもっと楽にできればと思うところです。実は、効果線に異物感があると言われて、うれしく思いました。効果線すらなくしても大丈夫なのかと。ああ、一本通せたなと、少しは自分を信じる気になれました。
          何か、変にお気遣いをさせてしまいましたね・・・。いかんせん公式評価がとてつもなく低かったので、なるべく低評価につながる要素はつぶすべきという意識がありまして。もしかしたら、これだけ書いてくださるのだから、遠まわしのアドバイスかな ? と、勘繰りしすぎてしまいました。決して、コメントから悪意は感じておりませぬゆえ、大丈夫です。
          お嬢様の名前のことは、ここは突っ込んで笑いにするべきか、あえて触れない方がよいのか、とても迷ってしまいました。でも、要はお嬢様だと伝わればいいわけで、外国人が間違った日本語を使っても、伝われば突っ込まないのと同じ感覚です。突っ込んで笑いにした方が救われましたかね・・・。

  5. こういうの好き♡
    面白かったです。

    お嬢様が一気に最後までさせてくれるのではなく、
    段階を踏んでくれるのがいいですね。
    Hパートで能動的に服を脱がすのは負けた気がする自分としては
    お嬢様がはじめて下を脱いでくれただけでも「おぉー!?」となりました。
    まさに風姿花伝における「秘すれば花なり」ですね(違

    縦書きの文字化けは範囲を広く取るのもいいですが、
    【自動改行】を『しない』にチェック入れとけば簡単に防げますよ。
    (自分は常に入れてます)
    なぜ、一括指定やデフォが『する』になってるんだ?という謎機能ですw

    いちごちゃんの続きも期待しております。

    • コメントありがとうございます。
      こういうの好き・・・こんなありがたい一言はありません。誰もが楽しめるものを作ろうなんて気は、最初からまったくなくて、刺さる人にしか刺さらないものを作る私には、気に入っていただけると励みになります。本当に、嫌がらせかと思うくらい公式低評価を食らいまくり、局所需要を作るのも限界かと感じながらも、刺さった時の快感は、何にも勝ります。
      お嬢様のスカート脱ぎはですね、これも美を追求しました。最初にスカートをめくっても、カメラからはパンチラさせず、最後に下ろした下着だけ見せると。しかも哲学的語りをしながらという、どちらかと言えばTL漫画寄りな表現です。お嬢様なので、お嬢様に脱がないといけません。パンチラスキーにパンチラを見せずに感動されただけでも、してやったり感あります。 秘すれば花なり。見たいものを見せないことにより、見たい衝動は美しく昇華される。多分ですが、皆さんこのシーンを見たら、私にはやたら突っ込めない空気を感じると思うのですよ。でも突っ込んで欲しいの、本当は。

      自動改行、学びました。設定することで、回転発生を防げる字幕と、防げない字幕が出てしまい、希望が見えたところから、またどん底に突き落とされました。最終解決は書いた通りなのですが、こうした検証を繰り返しているうち、少しずつ見えてきました。連続して字幕を出さない分には、この自動改行措置で防げることもわかりまして、ありがたく今後に活用させていただきます。結局、1920が奨励環境だから、それ以外はバグチェックすら怪しいのでしょう。求人しているから、人手不足なのでしょうが・・・。

      いちごの続きもがんばります。こう、応援していただけるのはありがたや。ちなみに、男性に音声を設定すると「明るい」になることは、ふんわりさんから教わりました。名前は出さなかったのですが、これについてもありがとうございました。

  6. これは大作ですね。作成お疲れ様でした♪

    表示バグと序盤の展開があまり進まない事から、正直最初で挫折しそうになったんですが、丁寧に作り込まれた画面と、二人がこれからどうなっていくのかが気になり、プレイしいくうちに見入ってしまい、そこからはラストまであっという間でした。

    お嬢の心情変化の描写と単純ではないラストの展開が凄い良かったです。
    (*´∀`)

    • コメントありがとうございます。
      前半部分は尺の取り方がよくなかったと感じております。どうしようもないくらいの容量不足もあり、前半に細やかな動きが持って来られませんでした。やはり長いストーリー物を作るのは難しいことを学びました。
      画面はもう、エモクリ初心者ですら可能なほど、必要最低限のことしかしていませんが、基本の基本をどこまで丁寧にできるかで、完成度が大きく変わることをあらためて見直す機会にしました。思っていたより自分の甘さがありまして、作りながらかなり心が折れました。こういう経験も必要なのだと思います。
      ストーリーは、ありきたりなことはやらないと決めていて、人間像をきっちり作り込むことに注力しました。調教とか、快楽堕ちとか、逆転とか、カテゴリーのあるものなら、商業作品を見てくださいという意味で、エモクリだからこそできるものを目指しまして、響いてくれたなら何よりです。最初の展開から、こうなると予想できた人はあまりいなかったと祈りたいです。ただ、最初に食らいまくった低評価が、この展開だったのかなぁと、浮かばれない部分もあるんですよね。
      楽しんでいただけて、嬉しく思います。自分の作りたいものを作って、人を引き込めるものになったなら、これぞ作る楽しさゆえ、すごく支えになります。

  7. ようやく全部プレイ出来ました。面白かったです
    終わってみればお嬢様の素敵な成長物語でとても良い話でした

    今回は忙しかったりで三回に分けてプレイしましたがやっぱりのこの途中から
    プレイしやすいスタイルは良いです

    お嬢様の部屋、メニュー画面等々本当にセンス良く色々関心しました
    Hパートのカメラアングルも良かったです!
    しかし主人公は恐ろしく器のデカい出来る男だったみたいですね
    中盤辺りからは謎の安心感がありましたw

    お嬢様の話は色々難しかったり知らない雑学的ネタが多かったんので話半分でしたが
    雑に毎晩紅茶飲んでるので紅茶の話と(あまりに雑に飲んでるので銘柄と味が自分の中で繋がってませんがw)
    星の話はちょっと分かりましたので楽しかったです。去年ベテルギウスがヤベーかもって話題出てましたけど
    今作プレイして気になって調べたらやっぱまだかもって流れになってましたw

    大作お疲れさまでした!

    • コメントありがとうございます。コメントするにも勇気がいるなコレなシーンを作ってしまった予感がしています。
      これは本当に疲れました。パート数が足りない、ストーリーに行き詰まる、カメラワークやライティングの細部調整まで、長い自分との戦いとなりました。その上で、感じ入られるものがひとつでもあるのなら、私は大満足なのです。
      小説をエモクリ化する目標で作ったので、話の区切りで分割できるのは、一種の単元分けみたいなものです。長いシーンで中断できないのも苦痛であるし、制作上の区切りにもなっています。基本はやはり、少しずつ見られる利点を重視しています。まず作っている本人に持久力がないもので、自分のシーンですら一気に見るのが面倒で・・・。
      パート選択方式の都合、最初に見られるのはタイトルとメニューですから、通して耽美を貫くために、様々考えました。部屋の設計は、Hパートの場所も考えつつ、カメラワークで見映えがいいよう配置を決めています。今回は遮蔽の設定に関係なく見た目が同じになるようするため、家具と壁との距離まで考えました。
      Hパートのカメラワークは、カメラを動かされると執事が堂々裏仕事をしている場面もあり、動かさないでねという暗黙のメッセージです。このシーン自体が、ほぼカメラワークがすべてみたいなものですから、相応の調整はありました。
      お嬢様の語りは論説風で、理解するのに予備知識を要するように、あえてしました。知的欲求が先行し、頭でっかちに見せるためです。ただ、こういう女性を扱うには男性にも器量が求められるので、男性に恋人がいて、彼女もまたお嬢様に似ている部分があるようにしています。この男性は、TLなら超イケメンで教養あり、包容力ありに描かれるべき人物です。TLで女性優位は禁じ手ではありますが、TLっぽい世界観をベースに話は作りました。いや、TLでも女性上位があっていいのではと思うこのごろです。
      紅茶は完全に私の趣味です。わかっていただけるのはうれしいことです。しかし最近はカフェインに弱くなりまして、ノンカフェインのハーブティーに移りました。自分でハーブを育てたり、生ハーブを買ってきて作ることもあります。
      宇宙を見ることは、小学生のころから好きだったこともあり、入れてみました。最近は量子学を少し勉強しまして、量子の世界から見る宇宙もまた面白いこのごろです。ベテルギウスに起きていることは知りませんでした。まぁ、宇宙の長い時間から見て、いきなり大きな動きがあるわけないじゃんと思います。こういうのは、オカルト雑誌を見た方がむしろ面白いのですよ。

  8. 遅ればせながらプレイさせて頂きました!
    好みと違う『M向け』ということで物語重視で楽しもうかと思っておりましたが、多くの絶品手コキで興奮ものでした!
    それに中盤からはもうイチャイチャっぷりに『爆ぜろ!』と憤慨です!w
    パイズリシーンなんてキュンキュンしちゃいました♡

    最初にタイトルやセレクト画面のカッコ良さから美麗な本編へと目を奪われておりました。
    昔の映画のような縦書き字幕がしっくりくるテイスト☆
    そしてHパートでのお喋りの数々……ここまでご用意されるのは本当に大変だったと思われます(ToT)
    最初はイキそうになると怒ってくる彼女が、後半では甘々になっていくのはズルイッ(>皿<)
    お掃除フェラをしながら合間合間に切ない気持ちを独白とか……惚れてまうやろッ!!
    Hパートの声パターンは沢山作っても聞かれず終わることが多いので手抜きをしてしまうのですが、これは素晴らしい作り込みでした!(当然ボイスだけでなく他もですよ!!)

    そして自分の過去作をキャラにプレイしてもらって感想を述べるとか……高度過ぎるw
    ボイスメインならではの演出でしたね☆(代役は執事さんかな?w)
    あと、”心の鎖”が影で映し出されていたところとかゾクッと来ました!

    こんな女の子と二週間いられるなら自分もこの会社に転職したいですッ!!
    でも自分だとすぐに叩き出されそうだ……ww
    キャラと世界観に心奪われた素敵な作品でした!ありがとうございます!

    • コメントありがとうございます。
      今回はMだけど純愛好きだよという人向けなんですが、ネタバレさせても面白くないので、何となくM向けを装っています。ハイリスクな作り方だったのですが、「いいなり彼女」の影響がすごくあって、やりたいことを思い切ってやる大切さを学び、迷うなと自分に言い聞かせながら完成させました。音声の方から見ても、実はDanny-Aさんに見ていただきたいシーンでした。なので、感想をいただけてとても喜んでおります。
      デレるお嬢様かわいいだろ~みたいな、割と単純な気持ちで作っていて、モロにささってくださったようで、してやったりです(ニヤ)。インターフェイスから演出面まで、とにかく世界観を壊さないよう徹底しましたが、一方で気楽に感想を入れにくいような、すごくお堅い作りになってしまったところも感じます。

      ある時から自分の中で、しごく系プレイは単純にしごいているだけでは面白くないことに気付き、動きを入れつつやることにしました。せりふを聞いてもらうためにも、待っている間に動きがなさすぎるのは不利ですから、この動きはせりふを聞かせるためのつなぎみたいな感じで、ある意味せりふ中心に回っています。
      Hパート中の音声でお嬢様の気持ちを聞き取ることは、無駄なADVパートの削減にもなり、手間は今回かなり報われています。何より、Hパート中で言われると、ずるいって思うようなことがあるわけです。そこを感じていただけたなら、せりふに関して多くを言う必要はもうありません。胸の大きい恋人に嫉妬して、あんたの恋人なんて胸が大きいだけ、とか言いながら、必死にぱいずるお嬢様かわいいやろ~と、私は思っております。うんうん、伝わった。
      そしてまさかの、前作とのコラボをしました。この二人だけの世界で、お嬢様の無邪気なところを見せるために、ゆるい感じが必要でして、自分の過去作なら持ってきても文句も言われないし、過去作を見てね~という宣伝です。それと、シーンと作者はセットで覚えられていないことも多いので、ああ、このシーンを作った人がこれを作っているのかと、わかっていただきたいのもありました。代役はもちろん執事で、音声メインに作るといろんなことがやれるのも示したいところです。音声でキャラを作れる認識を持っている人はあまりいないように思います。やれるんですよね。
      心の鎖の章では、影で映し出される鎖をお嬢様に重ねたところから題が決まりました。このカットはさらに非現実感を出すために、パースもめいいっぱい引いて、カメラワークとライティングの融合を図っています。このシーンは技術的に基礎の基礎だけでどこまでできるかがひとつの見せ場ですので、ライティングでこうした表現もできるんだ~と、多くの人に感じて欲しいのです。気付いていただけてありがたや。

      お嬢様にたたき出されることなく、ここで過ごすのは難易度高いですよ~。下手に主導権を握ろうものなら、拷問器具で勃起不全にされます。出てきませんでしたが、拷問は電動オナホとアナルバイブに、玉と乳首にローターつけられて、お嬢様に顔面騎乗される刑が待っております。しかもおもちゃが壊れるまで拷問されます。あなおそろし。

  9. 射精の管理というワードが出てきて、そういうお話になるのかな?と思いきや、とても良い素敵なお話でした!男の方が目隠れでヤラれるモブ君かと思いきや、非常に素敵な方でした!
    この方にお嬢様にああいうことを言って欲しいな…と思っていたら言ってくれたりしたので、男としてのムーブもまた良かったです。ご自分の世界に籠っているお嬢様と、包容力のある男性というのはやはりいい組み合わせですね!少しずつ目が見えてくるのが個人的に好きです。
    PC前でのやり取りもとても好きです!ご主人様としての暴君でなく、嫉妬しちゃってる可愛らしい女の子なところがギャップの落差もあり実に可愛らしかったところです。
    比べられたわけでもないのに胸の大きさの落差に対抗心を覚えて、胸を使いまくってエロエロとしてくれたのも良きところでしたね…!あの辺は最高でした。もちろん、エピローグも含めて最高でした!良いお話です!
    そしてUIが非常に実に美しいです!アイテムの配置や光源の光らせ方も美しく、何よりもパート選択画面にある背景の美しい質感!梓川さんの美しさにも見とれたところでしたが、こちらも合わせて雰囲気にハマっていったところです。
    編集後記の方も拝見させて頂きましたが、色合いを統一させたりとマップの配置もかなり細かく計算されており…!オール自作の良い点ですね!これだけの量をオール自作というのも、やはり凄い所です。
    梓川さんの素敵な服装の色合いと柄や、雰囲気やお話の世界観含めて、素敵な様子を味合わせて頂きました!エロく面白かったです!

    • 返信遅くなりましたが、コメントありがとうございます。
      思わせぶりで違う方向に振っています。耽美な世界で、エロゲーよりTLのような流れを目指しました。TLなら包容力のあるイケメンで描かれるべき男性像ですが、見る側に男性が多いことを考えつつ、イケメンは嫉妬を買うだけになりそうで、こういう容姿にしています。ある程度完成するとキャラが勝手に動き出すところまでいきましたが、最初はかみ合わない状態が続きました。かわいいのキーワードで回り出した感じです。あとは、こう言われたらこう言って欲しいみたいに、流れのやり取りなので、TLのような理想的過ぎる男性になっていきます。
      最初は極力顔を隠して、キャラがわかってくるうちに表情が見える方が自然になります。何より最初のうちは笑えるような展開ではないのですが、後からお嬢様の前でも笑顔を出せるような、そんな空気ができてきて、この流れを感じていただけるのは大変ありがたいです。
      PC前でのやり取りは、デレるお嬢様かわいい度全開でして、力を入れた部分です。Hパートも物語の流れに組み込んで、これも物語の一部になるよう、せりふまでかなり考えました。ADVパートよりも直接的言動で嫉妬を表現して、作っていても楽しい部分でした。
      物語に合わせるべく、インターフェイスの部分もしっかり作り込みました。パート選択式ゆえの最初に見られる部分であり、ここで雰囲気が崩れてもダメなので、全力投球です。効果は扱いにくく、マップとアイテムを主に使いました。素材まで全部自給自足ゆえの統一感というのがあります。こういうシーンで他の人から素材をもらうのも難しいかと思います。カメラワークが映えるように家具も配置してあり、こういうのはシーンを作らないとわかりません。でも自由に調整が利く分だけ、大変さより楽が勝ります。服はもう、これが主業というか。
      ちゃんとしたストーリー物を作ったのはこれが初めてでして、尺が足りない泣きを見ました。長くストーリー物を作っておられる鴎様に様々お褒めに預かるとは、ありがたく思います。やっぱり作ってみないとわからないことが多くて、壁にぶつかること数知らず。でも、多くの人に訴えられるものを作りたい欲が出ますね。皆さんからの言葉を糧に、これからも作っていきたいと思います。美しかわいいお嬢様をお褒めいただきうれしいです。

  10. というわけで、プレイさせて頂きました!

    まずスタートからエモクリらしさを感じさせないタイトル演出、作りたくてもなかなか真似できないので凄いの一言に尽きます。
    あれ?エモクリを起動したんじゃなかったっけ?って思っちゃうオープニング、とてもカッコ良かったです。

    お嬢様を見ていて、ジョジョのスピンオフ「岸辺露伴」が頭に浮かびました。
    アナログからリアルを感じ取ることを大切にしていたり、狂った世界の中でも本質を捉えていたり。
    例えが悪くて申し訳ないんですけど、「バカと天才は紙一重」ということわざがあるように、最後に語られた諸々の事情によって狂った世界に閉じ籠ってしまっただけで、哲学的な考え方や心理的な発言を聞いていると、きっと天才肌なんだろうなぁと思いました。
    そう、お嬢様の発言は独特の心理的な内容バリバリで複雑になりがちなんですが、セリフ内容がしっかりと整理されていて複雑でもすんなり入ってくるんですよね。勉強になりました。

    自分は「架空の中に垣間見えるリアリティ」が好きなので、通信制大学の話が出るところとか、生い立ち話の辻褄がキッチリ合っているところとか、狂った世界が急激に現実味を帯びる瞬間がたまらなくよかったです。
    そういった部分を含めて、この世界にどっぷり浸からせて頂きました。

    終盤に入ると、恋愛感情が織り交ざってきて何とも言えない高揚感があり、特に彼女に嫉妬する部分は非常にグッときましたね。
    「きゅんです」という言葉は、こういう感情の時に使う言葉なんだろうなぁって思いました。笑

    オモチャ役の彼が直接的に言葉を発しないことでプレーヤーへの伝わり方が全く違うもんなんだなぁ~とか、感情移入もしやすいなぁ~とか思った次第です。参考にさせて頂きます!
    そして、やっぱ「ぽちゃ君」いいですね。厳密には全く同一ではないんですけど、また彼でシーンを作りたくなってきました。

    ちょっぴり切なくとも、明るい未来への第一歩を踏み出した結末には清々しさがあって、スッキリしました。

    • コメントありがとうございます。いやぁ、まさかコメントをいただけるとは思ってもいませんでした。なんかプレイさせてしまったみたいで申し訳ないです。
      このシーンは私がエモクリを始めて半年というタイミングで作り始めたものでして、まだプレイしたシーンも今ほどなく、正直、エモクリでの需要とかもまったく考えてなくて、その分自由にできました。とにかく演出からインターフェイスにおけるまで、すべてシーンの雰囲気を崩さないことを第一に置きまして、私としては雰囲気に合っている以上のことはなかったんですね。ところがUIデザインやらタイトルやらがとても評価されまして、でも私は元Webデザイナーだから、特別なことをした感覚はないのです。仕事でやっている技術とはそういうものなのでしょう。今ならエモクリ慣れもしてきて、もっといいものができるんですがね。それでもかっこいいと映ってくだされば何よりです。私の作るものは大抵、かっこいいに行きます。
      岸辺露伴は名前だけ聞いたことがあるけど、中身はよく知りませんでした。そういう感じだったのですね。しかしなぁ、天才肌というのかなぁ・・・。実はお嬢様の考え方は私の哲学そのものなのです。普段の自分の感じ方や考え方をそのまんま出すことにしました。理由は単純に、それが楽だからです。趣味の話も私のまんまです。そうか、私は天才だったのか、オイ。
      紅茶の趣味やブレンドは普段私がやっていることそのものだし、星空のロマンしかり。私は高校生のころから学校の図書館業務に関わり、大学図書館でも仕事をしました。大学図書館とは情報を貸し出す場所なので、電子データか冊子体なのかで区別します。論文は電子データのみを購入することが普通です。すると冊子体の意味を考えるようになり、特に古典籍は冊子体そのものに価値があります。大学図書館となると本以外も収集するため、古い巻物、掛け軸、書簡なども買います。存在とは何かを考えるきっかけになります。語り出す演劇の話に調べたことは何もありません。自分の知っていることを書けば楽ですからね。
      人を好きになるって、相手の心に自分の居場所を作ってもらうことなんだとか、部分的には作りながら発見していったこともあります。私はテーマだけ決めたら流れにまかせて作っているので、流れに合わせていると、ああ、こういうことなのかと、勝手にしゃべってくれる登場人物に私の方が納得させれらているんですね。自分自身をこの世界に投影しつつ、自然に出てきた部分を足しています。だから奇跡の集合体みたいな作りで、狙って同じ品質のものは二度と作れないでしょう。
      じゃあ後は内容をうまく伝えきれるかというところで、哲学的な中でも理解不能な流れや言い回しは避けました。プレイ時間が一時間くらいあるので、プレイヤーへの不快要素を減らすことが大事です。あと、意味不明な言葉の羅列を受け手に強要して、あたかも崇高に見えるようなものは絶対作りたくない思いもありました。難解で理解不能なものは、誰でも作れます。受け手のことを考えないで身勝手に作れるからです。それがアートとして優れているかどうかは、分析すればすぐわかってしまいます。
      架空の中のリアリティですか。通信制大学については自分の大学の制度をそのまんま使いました。今はおそらくもっとよくなっているでしょう。家にネット環境が制作当時はまったくなかったので、ネットで調べるようなものは全部避けたかったんですね。お嬢様の知識に関する部分も、こういう理由があります。
      執事の話は、制作手順で早い段階で作りました。二話を終えたら作っています。作り始めの段階でお嬢様に関する設定が全然なかったので、先に執事の話で設定を作って、それに合わせて話を進めるためです。なのでつじつまは合います。
      つんつんしていたお嬢様がデレるのはかわいい、ということで、気が付くとデレていました。他人を求めているのに恋愛を知らない人間が、恋愛の何たるかを知るとデレデレになると思います。作っていてかわいくて仕方ありませんでした。このあたりは舞ちゃんや五十嵐さん夫妻を作るすーすーさんには訴えられるものがあると確信しておりました。
      私がシーンを作る時には、他の人がやらなさそうなことをひとつは入れることにしていまして、語り聞かせ方式はそのひとつです。同人ボイスでは没入感を高めるために語り聞かせ方式が多く使われています。まぁ、オナニー用ですからね。独特の世界観に見る人をどこまで引き込めるかを考えた時、必然的に語り聞かせ方式に至りました。エロアニメでも、ちちのやの作るものは語り聞かせを採用しており、一対一の関係を強調しています。エモクリがエロゲーであっても、エロゲーがこうあるべきという形は考えていません。自分の伝えたいものに合わせた表現を模索するところから、エモクリは始まっていると考えております。
      そしてここでは名前のわからないおもちゃ。ぽちゃっくすと重なりましたか。実のところ、キャラを薄くする変更を加えた程度で、体はいじっていません。すーすーさんは私が想定しているキャラの使い方とは違う新しい方向性を投げて来るので、いつも見ていて楽しいですね。マイペースでもシーンが出てくると士気が上がりますよ。使っていただけてありがたいです。

      エロって下品だったり、せいぜい行ってもギャルゲーに付随するエロくらいの方が、男性には受けるみたいですね。今回は耽美なエロを求めましたが、がっつりエロを見たい人には確実にずれているでしょう。結局はエロより物語を見せたいシーンで、それに合わせた美観まで徹底したのはよいものの、好みのすっぱり分かれるシーンにはなりました。エモクリを始めて半年だったから、自分の作りたいものを思いっきりやってみる力がありましたが、この系統をさらに高めた「相互依存」まで行った時(やらなくていいですよ)、ついに付いてこられる人がいなくなってきたと悟りました。ここで「いいね」を多くいただきながら、コメントがほとんどつかないことはあまりなかったのですが、そうなってしまいまして、言葉にできない感覚を「いいね」で返そうだろうなと、このまま進んで私はどこに行くのやらって感じでした。悪くないけどついていけない感じでしょうか。そうなると結局、エモクリ以外で作っていくしかないのかな~ってなっちゃうんですよ。エモクリは絶対やめませんがね。

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