ランツクネヒト(Landsknecht)とは、15世紀から17世紀初頭の欧州で活動した、主にドイツ人から構成された傭兵のこと。
2022.6.17 微修正しました。ついでにギャラリー一枚だけ追加
2022.8.7 微修正。ギャラリー修正追加(discord投稿時に作成したものです。)
2024.6.11 アップデート。
〇使用MOD
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〇概略
1474年に始まったブルゴーニュ戦争において、シャルル豪胆公の重装騎兵の突撃をスイス人(ヘルベティア同盟)の歩兵部隊が粉砕した事は、大いに人を驚かせた。
そのスイス傭兵に範をとり、時の神聖ローマ皇帝マクシミリアン大帝によって南ドイツ人を中心に編成されたのがランツクネヒトである。彼らはフランス人、イタリア人、ドイツ人同士、そしてスイス人傭兵と血を流すことになった。
彼らは銃火器、槍や斧槍、そして主にカッツバルガー(Katzbalger:“猫の毛皮”の意)と呼ばれる剣で武装し、戦場においてパイク方陣、時代を下るにつれてゆるやかな円を描いた戦列を形成した。そのうち陣形の最外郭を成す者達は、赤い軍旗の下で銃や巨大な両手剣(Zweihänder、ツバイヘンダー)を用いて敵の戦列を崩す役目を負った。そのような命知らずのものたちは“決死隊”(Verlorene Haufen:失われた部隊)、一般兵の倍の給料を支払われたことに由来する“ドッペルゼルドナー”(Doppelsöldner:二重払い者)などと呼ばれた。
素行は基本的に悪く、服装は極めて派手で左右色の違うズボンを穿いたり、性器を強調した防具(もっとも、当時の欧州では普遍的にみられるものであったが)を身に着けたりして、酒保商人を大勢引き連れて街道や各地の村を練り歩き、略奪・強姦など乱暴狼藉を好んだ(特に後期に顕著)とされる。そのうちの1527年の悪名高いローマ劫略は最も甚だしいものの一つである。なお、その時ローマを守備していたのはスイス傭兵で、その殆どが殺されつつも、雇用主であるローマ教皇の退路を確保した。隊長のカスパー・レイストは妻の眼前で殺害されたと伝わる。
ランツクネヒト達は“Schwarze Garde”(黒い部隊)などとして中・西欧各地で活躍したが、常備軍的な性格の強いテルシオの登場後、段々と姿を消していった。
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