※バニーセット・リーパーセットのパーツ使用
俺は名も無い馬泥棒
商隊の馬車馬を盗むつもりが、しくじった
まさか屈強な護衛付きとはな・・・
俺と子分らは忽ち捕えられ、拘束された
遅れて後方から到着したひときわ豪華な馬車から、
ド派手な衣装に身を包んだ少女が降り、こちらに歩いてくる
どうやら貴族の荷馬車だったらしい
「私を誘拐しようとした愚か者はコイツらね!」
そう言いながら少女は、後ろ手に縛られた俺や子分たちを踏みつけはじめる
盗むのは馬だけのつもりだったんだが、何を勘違いしたのか
狙われたのは自分だと思ってるらしい
「身の程を知りなさい、雑魚っ!」
そう罵られながら、子分のひとりが執拗に足蹴にされる
「へッ・・・! おまえなんかに興味ねぇぜ! 馬の方がよっぽど価値があらあ!」と子分
まったく・・・こういう時は大人しくしておいた方が良いものを
「なっ・・・! 処刑よ! おまえたち みんな処刑っ!」
ただでさえ派手な少女が、顔まで派手な朱色に染め上げて憤慨する
数日馬車に引かれ、貴族が所有するであろうブドウ園にたどり着く
今は貴族のワイン蔵を改修したらしい簡素な牢獄で処刑を待つ日々だ
今夜、またひとりの子分が牢番に連れていかれる
処刑されるのかと思ったが、しばらくすると息も絶え絶えで戻ってきた
「兄貴・・・ッ! あのお嬢さんの足、臭せぇんスよ! 太いし!
俺ッ・・・ここから出たら盗賊稼業から『足を洗う』事にするよ・・・
あんなに臭くなりたくないもん!」
何をされたか知らんが、かなりの辱めを受けたらしい
今日も牢番が来る 傍らには不敵な笑みを浮かべる少女
その少女が格子越しに品定めするように俺たちを見回す
驚いた事に、子分らは皆、すっかり萎縮し、少女と眼を合わせないようにしている
「ざっこ! 縮こまるのはアレだけにして欲しいわね!」
「最後おまえよ! おまえっ・・・目がナマイキ!」
・・・俺か? ありがたいね 最後のお楽しみにとっておいてくれたってワケかい だが・・・
鉄格子が開けられた直後、俺は牢番の首に掴みかかり、そのまま息の根を止める
これだけ日数があれば、縄を解く時間はたっぷりあった
俺はすぐさま 逃げ出そうとした少女を牢の中に投げ入れ 扉を閉める
ワインの微かな香りの中に漂う男臭い空間に放り込まれた少女は、
涙目になりながらこちらを見上げる 子分たちから歓声が上がった
さて、俺にとってもお楽しみだ お嬢さんには盗み損ねた馬の『代わり』になってもらおうか
たいそう肉付きの良い脚は、良い馬になりそうだ
「兄貴ッ・・・おれにもッ・・・」
まぁ待て待て 順番だ
時間はたっぷりある たっぷりとな