※バニーセット・リーパーセットのパーツ使用
CP-05民間用(マム)
動力源『量子コンバータ』
量子コンバータにより、呼吸や飲食によって動力を得る事が可能となった
つまり、アンドロイドは遂に 人間と同じ生活ができる
過労で倒れたエネルギー部門の担当が、病院で流動食を食べながら思いついた理論だそうだ
感謝を込めて、「病院のベッドに居る時くらい仕事の事は忘れろ」と言っておいた
マムは民間用に初めて生産されるモデルだ
人と共にあり、末永くサポートをする想いを込めて、頭部レシーバーは犬に似たデザインにした
長期間、水と食料を与えなければ当然 機能を停止するが、
自分で買い食いも可能なので問題はない
エネルギー置換効率の良い マム用のエサも売り出される予定で、維持費も安価で済む
もちろん高級レストランでステーキを食わせても良いし、頭を撫でて可愛がっても良い
AIに自我を組み込んだ覚えはないのだが、情報の蓄積と社員とのコミニュケーションの為か、
自律的、かつ感情的な思考ができるAIになりつつある
頭部レシーバーのアンテナは、マムの感情の起伏で まるで犬耳のように自在に稼働する
この画期的な仕組みは技術部担当の仕事だ 聞けば愛犬家らしい
先の軍用モデルの暴走事件により 我が社の信用は失墜したが、
愛嬌のあるマムの頑張りによって印象が回復しつつある
少々ポンコツだが、却ってそれが人間らしい
この民間用モデルを最後に、CPプロジェクトは締め括りとなったが、私の引退後も
医療、商業、サービス 多くのシーンでマムは活躍している
たまには強盗犯を捕まえるマムの姿もニュースで見たりして、
私も何故か誇らしげな想いに浸ったりもした
願わくば、多くの人にマムが受け入れられますように