ちょもらんまさんのサンプルシーンを参考に、横方向から強い日光の当たるシーンを作ってみました。使用MOD等は【シーンデータ使用上の注意】使用MODの紹介などをご覧ください。
Graphics(Hanmen版ではありません)の設定をpresetとして添付しています。
屋外で直射日光が当たるシーンでは、強い光を被写体に当てることになりますが、光が強すぎるといわゆる「白飛び」状態になり、照射面が立体感のないのっぺりした白色になってしまい被写体の情報が損なわれます。したがって、日光の強さを表現しつつ、いかに白飛びを発生させないか(あるいは最小範囲に抑えるか)が重要になります。
現実の視覚では、強い光が差し込んだ際に対象物の形や色を判別できなくなる状態(眩惑)を防ぐため、自律作用として瞳孔が収縮し網膜に届く光量を少なくします(明順応)。CGの場合も同様にすれば、つまり全体の光量を下げれば、白飛びは発生しません。
全体の光量を抑えつつ、光の当たっている部分の明るさを強調するためには、画面内に陰影を作り、光の当たらない部分をできる限り暗くする方法(キアロスクーロ)があります。この理屈は肌をリアルに見せるライティング(概論)で長々と説明しているので、興味のある方はお読みください。
最も明るい部分と最も暗い部分が隣接していると、明暗対比の効果を最大化できるので、屋外であればビルの陰や木陰を背景にするような構図がおすすめです。逆に砂浜&エメラルドグリーンの海を背景にしたシーンでは、明暗を逆転させて、日焼けした人物を逆光で暗く浮き上がらせるような構図がいいかもしれません。
このシーンでは、4つのディレクションライトを使用しています。( )内は照射対象で、Graphicsの設定タブから「詳細」にチェックを入れると、ライトの照射対象をキャラのみ、マップのみに限定できます。
- 日光(chara+map):影を作るために使用。やや青色。
- 日光(chara):人物のハイライト部分を強調。白色光。
- 補助光(map):背景の建物・電柱などにエッジを効かせるために使用。
- カメラライト(chara):人物のハイライト部分以外の明るさを調整。やや黄色。被写体に別方向から2つの光を当てる場合、各光の色を補色の関係にすると重なる部分も不自然にならず見栄えがよくなります。
白飛びはセーラー服の右胸付近(左胸ではハッキリわかる縦線がほぼ判別不能になっています)のみに抑えています。
【その他工夫したところ】
- セーラー服:貧乳キャラ向きにBumpMapとテクスチャを入れ替え、胸の間や下部分の陰が出ないようにしています。デフォルトだと丈が短く、おなかにピッタリフィットしたデザインなので、腹まわりを大きく調整したダミーキャラをY方向に引き延ばし、InvisibleBodyで身体を透明化して重ねています。
- スカートなど:そのままだと内側が明るくなりすぎるので、MaterialEditorでshaderを変更し、TransAmbientなどの数値を調整して暗くしています。ソックス、靴も同様に調整。
- リュックサック:キャラメイクのアクセサリから位置をどれだけ調整しても、ポーズを変えれば肩紐部分のクリッピングは避けられません。仕方がないのでダミーキャラで位置調整しています。
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参考になるというか、ホントに勉強になりますね
現在進行形で情報頂けるのはありがたいです
この件ですが
>>リュックサック:「キャラメイク」のアクセサリから位置をどれだけ調整しても、ポーズを変えれば肩紐部分のクリッピングは避けられません。仕方がないのでダミーキャラで位置調整しています。
”AccessoriesToStudioItems”
このpluginでstudio内からアクセサリーだけ呼び出して、位置調整出来たはず…..
ご存知でしたら失礼
情報ありがとう。
そのプラグインは使っていませんでした。位置調整が楽になりそうですね。
猫がいる~!!
後ろの見えない所まで、細やかな気配りと拘り、流石です(笑)
コメントありがとう。
正直に言うと、スクショを撮ろうと決めた画角で見えない部分は気にしないことにしています。
どこから見ても完璧なシーンの方が良いに決まっていますけどネ。
どっちにしても角度が変わればライティングやDOFの設定はやり直しですし。